洋野大野で震度6強 震源地は本県沿岸北部
24日午前0時26分ごろ、
洋野町で震度6強、
八戸市などで震度6弱を観測する強い
地震があった。気象庁によると、震源地は本県沿岸北部で、震源の深さは約120キロ。
地震の規模はマグニチュード(M)6・8と推定される。
洋野町などで建物被害が発生、花巻市東和町などで広範囲な停電が発生しているもようだ。県は、災害対策本部(本部長・達増知事)を設置。達増知事は陸上自衛隊、緊急消防援助隊に派遣要請した。

【写真=床に散乱したカップラーメンを片づける店員=24日午前0時45分、久慈市長内町・ローソン久慈長内店】
政府は首相官邸の危機管理センターに「官邸対策室」を設置。福田康夫首相は被害状況の早期把握と被災者救助に全力を挙げるよう関係省庁に指示した。
洋野町役場によると、同日午前1時現在、種市庁舎の天井の一部がひび割れ、窓ガラスが破損するなどの被害が確認された。
八戸市民病院によると、10人以上が来院し、いずれも軽傷。
宮古市田老の国道45号で落石のため片側通行。国道106号では宮古市、川井村の4カ所で落石のため片側通行。国道340号は宮古市新里押角で落石のため通行止めとなっている。
北上市の北上地区消防本部によると、同市若宮町1丁目の男性(44)が割れたガラスで右足を切るけがをした。
東北電力によると、花巻市東和町で停電が発生し、2000戸程度が停電しているもよう。
地震の影響でJR東日本は、仙台以北の東北線など在来線で運行を見合わせている。線路の倒壊など大きな被害は報告されていないという。JR盛岡支社によると、同日午前1時半現在、寝台特急など3本が緊急停車しているほか、貨物列車数本も停車している。
三陸鉄道によると、始発列車から運転を見合わせ点検を実施する。
震度6強を観測した
洋野町大野の団体職員柏木良幸さん(28)は「突然激しい揺れが襲ってきて、本棚の本が落ちた。30秒から40秒ほど揺れたと思う。今まで生きてきた中で一番強い揺れだった」と声を震わせた。
プレート、陸側に沈み込む

地球の表面は厚さ数10−200キロの岩石の層(プレート)で覆われている。東北地方の周辺の地下は、陸側のプレート(岩板)の下に、海側から太平洋プレートが毎年数センチの速度で沈み込む構造となっている。
このプレート内にひずみがたまったり、プレート境界でプレート同士が押し合う力で
地震が発生する。
6月に起きたマグニチュード(M)7・2の
岩手・宮城内陸
地震の震源は深さ約10キロだったが、今回の震源の深さは約120キロと非常に深い。このため専門家は、沈み込んでいる太平洋プレートの内部か、陸側プレートとの境界で起きたのではないかとみている。
溝上恵東京大名誉教授(
地震学)によると、地下深くで
地震が発生した場合、広い範囲で揺れる特徴があるため、今回の
地震も太平洋沿岸から内陸にかけて揺れたのではないかという。
「
岩手日報新聞に上記のような記事が有ったので、原文に一切、手を加えずそのまま引用・転載しました。2008年7月24日、
岩手日報新聞より」
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