全国に広がる採血器具使い回し!県立病院の院長でさえ知らなかったとは!!陳謝されても困るんですが。

県立病院の院長ですら知らなかったとは、一般人など判る訳がない。

針だけ交換すれば良いと思ってた。大変なごった。

血液で移る病気って結構ありますから、陳謝されても困る訳です。

最近、採血した記憶の有る方は調べて頂いた方が良いのでは。

採血器具使い回し:「使用患者、早急に把握」県が陳謝 通知、現場に徹底せず /岩手県
5月31日13時1分配信 毎日新聞

県立8医療機関で針の周辺部分が使い捨てになっていない採血器具使い回しを発表した県医療局業務課の八木善一総括課長は30日、県庁での記者会見で「器具使用した患者を早急に把握し、必要な対応策を検討する。申し訳ない」と陳謝した。厚生労働省は肝炎感染の恐れがあるとして複数患者に使用しないよう注意喚起する通知をしていたが、現場に周知徹底されていなかったとみられる。

同局によると、使い回していたのは、釜石▽二戸▽大槌▽沼宮内――の4病院と、花泉▽住田▽九戸▽紫波――の4地域診療センター。針は交換していたが、針にかぶせるキャップや器具本体をアルコール消毒して使っていた。使用時期や人数は把握していないという。

血液感染の危険性について、厚労省医薬食品局安全対策課は「英国の介護施設でB型肝炎が発生した。感染原因は不明。患者が他人の採血器具を使っていたことから、感染原因として否定できないとして通知を出した。それ以上は分からない」としている。

県立釜石病院の遠藤秀彦院長は「おそらく現場で(通知について)針だけを交換すればいいと勘違いしたのではないか。私も気づかなかった」と話した。

厚労省は器具の不適切利用について全国調査を実施する。県でも県内約1000医療機関などを対象に、不適切な利用がなかったかを調べ、6月20日をめどに厚労省に報告する。【念佛明奈】

下記リンクのヤフーニュースです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080531-00000074-mailo-l03

headlines.yahoo.co.jp青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県。

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tag : 採血 回し 器具 使い 島根 調査 奈良 使う 病院 使用

「登録延期」勧告を受けた「平泉の文化遺産」。平和の願い説明が鍵 ユネスコ代表部全権大使に聞く

平和の願い説明が鍵 ユネスコ代表部全権大使に聞く

世界遺産登録を目指す「平泉の文化遺産」が国際記念物遺跡会議(イコモス)から「登録延期」勧告を受けたことで、県などの関係者は7月の本審査での逆転登録に向け巻き返しを図っている。昨年、石見銀山遺跡(島根県)を逆転登録に導いた「立役者」と言われるユネスコ日本政府代表部(パリ)の近藤誠一特命全権大使に29日、国際電話で今後の戦略などを聞いた。

 ―イコモス勧告の感想は。

審査が厳しくなっているのであらゆる可能性を想定していたが、大変ショックだった。平泉は素晴らしい価値がある。ただ、日本の歴史や思想、伝統というものに関して、知識がない専門家の人に理解してもらうのは難しいのかと思う。事実誤認もあると思う。

 ―逆転登録の可能性は。

こればかりは現時点では分からない。各国の大使や専門家と接触し反応を見ていくうちに、どういうメッセージが伝わりやすいかということが分かる。昨年も働きかけをしているうちに「環境にやさしい」というところに反応があった。本審査の前日夜、もしかしたら「登録」か「情報照会」にいけるのではないかという感触を得た。「いける」と思ったのは当日の朝だった。今回もぎりぎりまで粘り強く働きかけていく。

 ―どのような戦略を描いているか。

 平泉がユニークなのは、浄土思想に基づき戦乱を繰り返さないために、平和の願いを込めてつくられたということ。紛争やテロが絶えない中、この願いは世界に通じる。自然に従う形の建物や庭も、現在の環境問題に通じるものがある。そのあたりがヒントになりそうだ。

それを英語やフランス語でどう説明するか、というのは今後の課題。達増知事をはじめ、地元の専門家の方々の協力を得ながら探りたい。思い切って単純化することも必要かもしれない。

 ―県民へのメッセージを。

厳しい勧告を受けて衝撃を受けたと思うが、平泉の価値は動かしがたいもの。地元が価値を認め、保存する態勢ができているかというのも登録の重要なポイント。熱意を送ってもらい、いい結果に結び付けたい。

岩手日報新聞に上記のような記事が有ったので、原文に一切、手を加えず引用・掲載しました。2008年05月30日、岩手日報新聞より」

下記リンクのヤフーニュースです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080530-00000095-mailo-l03

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tag : 世界遺産 登録延期 平泉 岩手 浄土思想 イコモス ユネスコ

こんな税金の無駄遣いをして財源不足と言っても国民は納得しない<国交省>公用車業務の落札、天下り多い2社が独占

こんな無駄遣いして、財源不足だと言っても誰が納得するでしょうか。

無駄遣いを無くして、これだけ足りませんと言うならまだしも。

こんな役人がいる限り、日本は良くならないでしょう。

もういい加減、目を覚ましましょうよ。国民も役人も。

国交省公用車業務落札天下り多い2社が独占
5月29日15時1分配信 毎日新聞

国土交通省が発注する公用車の運転業務が予定価格に極めて近い額で落札されていた問題に絡み、中国、四国、九州の3地方整備局が06年度に行った計34回の運転業務の指名競争入札うち、33回は国交省からの天下りを多く受け入れている2社だけが指名されていたことが分かった。国交省は96年ごろから、運転業務をそれまでの、随意契約から指名競争入札に切り替えてきたが、競争性を装う形だけの入札だった疑いが浮上した。

この2社は日本道路興運(東京都新宿区)と日本総合サービス(東京都品川区)。大久保勉参院議員(民主)が入手した資料によると、2社だけが33回指名され、1回だけ別の民間会社が指名を受けた。33回の入札のうち24回は日本道路興運が、9回は日本総合サービス落札した。

関東、東北など全国の整備局を合わせると、06年度の2社の国交省からの受注額はそれぞれ約40億円と約12億円。06年度時点での国交省からの天下り数は、日本道路興運が25人、日本総合サービスが16人だった。

2社に指名が限られていたことについて国交省は「災害時や夜間でも安定して仕事をしてもらう必要があり、経験のある企業を指名した」と説明している。しかし、運転業務は用地交渉などの際に職員を現場まで送迎するのが主な仕事で、特殊な技術や業務の継続性は必要ないとの指摘がある。

国交省の公用車運転業務を巡っては、この2社に北協連絡車管理(札幌市)を加えた3社だけで、06年度の総受注額(約68億円)の8割以上を占めていたことが発覚。この時の3整備局ごとの平均落札率は▽中国98.1%▽四国96.7%▽九州97.2%と、いずれも極めて高率だった。同省が06年度に一部で試験的に導入した同じ業務の一般競争入札(19件)では、平均落札率は約86%にとどまっており、落札をめぐる問題点が浮かんでいた。【田中謙吉】

下記リンクのヤフーニュースです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080529-00000067-mai-soci

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tag : 国交省 公用車業務 落札 日本道路興運 日本総合サービス 天下り

さとう千日ちゃん誕生日おめでとう!

我らのFM仙台・date.fmエアジャム・フライディー

本間秋彦さんとツインDJ(アシスタントかな?)の

さとう千日
佐藤千日佐藤ちか、佐藤チカ、さとうチカ(どれやねん?)

所属事務所のプロフィールだと「さとう千日」になってましたので・・・。

5月27日、28歳の誕生日ですか!

微妙ですなー。

オレより20歳も若いんだなー。

所属事務所のプロフィールによれば「パーソナリティー」のカテゴリーなんだな!

モデルとか女優もあったけど・・・。

うん・・・確かにシャベリは本間主将に鍛えられ上達はしてる・よ・ね。

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世界遺産委員会まで残り5週間・イコモス「普遍的価値の証明が不十分」最大のアピールポイントに疑問符・浄土思想への理解課題。発言権ない日本・状況厳しく。岩手県平泉。

「読売新聞に次のような記事が有ったので、原文に一切、手を加えず引用・掲載します。2008年05月24日〜26日、読売新聞より」

「正念場これから」 世界遺産委員会まで残り5週間

イコモス「普遍的価値の証明が不十分」
  

正念場はこれからだ――。国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)が23日未明、「平泉の文化遺産」に対し、「登録延期」との勧告を出したことで、県内の関係者の間に大きな衝撃が走った。「普遍的価値の証明が不十分」との厳しい評価を突き付けられた形だが、昨年登録された「石見(いわみ)銀山遺跡」(島根県)では、「登録延期」勧告の後、2段階評価を引き上げ、逆転登録にこぎつけた。7月の世界遺産委員会までに残された時間は5週間余。関係者たちは、巻き返しに望みをかける。

イコモスの勧告は、平泉が基本理念に掲げる「浄土思想」の世界的意義をはじめ、登録条件を満たすと主張していた四つの根拠を「証明が不十分」とことごとく退けた。遺産を構成する9史跡を見直す必要性にも言及した。

「限りなく不登録に近い登録延期。推薦書をやり直せというのに近い」

世界遺産総合研究所(広島市)の古田陽久所長の見方は厳しい。昨夏に逆転登録を果たした「石見銀山」のケース以上に、登録への道のりは険しくなったとみる。「文化的景観という言葉を入れたせいで分かりにくくなった。浄土庭園や骨寺村荘園遺跡は文化的景観と言えるが、9史跡全体を見た場合、必ずしもすべてが文化的景観とはとれない」

日本イコモス国内委員会の矢野和之事務局長は、「平泉の文化的景観は、寺や遺跡、山などを含めた一つの空間を総体として構成しているが、本来ならコアゾーン(核心地域)に含まれるべき束稲山が構成史跡に入っていないなど、問題は多い。勧告は痛いところをついている」と指摘する。

その一方、奥州藤原氏よりも古い時代に属する「白鳥舘遺跡」と「長者ヶ原廃寺跡」(いずれも奥州市)を構成史跡に加えたことに、国内の専門家から「無理やり結びつけた」との声もあった。

構成史跡の見直しについて、法貴敬・県教育長は「現時点では考えていない」と否定するが、今後の対応策については、「文化庁と打ち合わせて、どうやれば委員国を納得させることができるのか戦略を練る」と述べるにとどめた。

追い込まれた平泉に、石見銀山の世界遺産登録に奔走した島根県大田市教委の大国晴雄教育部長は、エールを送る。「登録延期は、登録不可ということではない。私たちも価値を知ってもらおうと努力した。自信を持って、焦らず取り組んでほしい」

■勧告の要旨

〈1〉奥州藤原氏の文化を受け継ぐ独自の存在としての証明が不十分

〈2〉平泉の景観が人類史上、極めて優れた空間造形であることの証明が不十分

〈3〉骨寺村荘園遺跡の農村景観は、中尊寺には関係するが、浄土思想とのつながりの証明が不十分

〈4〉平泉浄土思想について、国を超えた世界的意義の証明が不十分

〈5〉アジアなど他の仏教遺跡との比較研究が足りない

〈6〉浄土思想の観点から、推薦する史跡の範囲の見直しが必要

〈7〉個々の史跡と、周辺の緩衝地帯(バッファーゾーン)の区分けが不十分

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最大のアピールポイントに疑問符

浄土思想への理解 課題


JR平泉駅には、世界遺産登録を願って「浄土の風・平泉」と書かれた横断幕が掲げられている(24日、平泉町で)「読売新聞の写真は掲載出来ません」 

浄土思想が理解されていない」。国際記念物遺跡会議(イコモス)が「登録延期」を勧告した23日、文化庁の内藤敏也・記念物課長は表情をゆがめた。

 「平泉浄土思想を基調とする文化的景観」。それがユネスコに提出した推薦書の正式名称だ。他国の仏教遺跡との違いを強調するため、仏教という言葉をあえて使わず、浄土という日本独特の仏教思想を前面に打ち出した。

 ところが昨年12月、イコモスから「史跡全体と、浄土思想とのつながりをもっと説明してほしい」と注文が付いた。最大のアピールポイントに対する疑問。それがそのまま、今回の勧告につながった。

 「海外の文化財の専門家で、浄土思想を理解している人は少ない」。イコモスの元副会長、西村幸夫・東大教授はそう指摘する。「だって、イスラム教のシーア派が作った都市が…と言われても、日本人だって分からないでしょう」

      ◇

 浄土思想をどうすれば理解してもらえるのか。それは当初からの課題だった。

 「浄土思想という言葉を、英語でどう表現したらいいのか本当に困った」。推薦書作成委員会のメンバーだった東北芸術工科大の入間田宣夫教授は2006年に国内外の専門家を集めた会議を振り返る。

 「浄土思想」をほぼ直訳した「Pure(純粋な) Land(土地) Ideology(思想)」との案も上がったが、議論を重ねた末、「Pure Land Buddhism(仏教)」に落ちついた。結局は「仏教」に戻った形だ。「イデオロギーではちょっと固すぎるかなと思った。イメージとしてはParadise(楽園)のほうが近かったかもしれない」。入間田教授自身、今も結論は出ていない。

 登録の可否を決める世界遺産委員会は21か国で構成される。その大半がキリスト教やイスラム教文化圏の国。「ピュアランド」という言葉が、21人の大使の心にどう響くのかは未知数だ。

 各国大使に訴える役割を担うユネスコ日本政府代表部の近藤誠一大使は、新たなキーワードとして、奥州藤原氏の初代・秀衡が供養願文で祈った「平和」をあげる。「敵味方を超えた平和思想と、ユネスコの理念は相通ずるものがある」との考えからだ。

 世界各地の400件以上の遺産を調査した西村教授も「宗教理念に基づいて作られた都市のうち、権力者をあがめるのではなく、平和を軸にしたという点で平泉は世界的に見てもユニーク」と認める。

 入間田教授も悲観はしていない。「これから1か月、みんなで盛大に議論をしていけばいい。浄土思想という基本理念は、絶対に変えてはいけない」

 浄土思想を、世界共通の理念「JODO」として発信できるか。それが世界遺産登録へのカギを握っている。

      ◇

浄土思想 仏教思想の一つで、死後の極楽往生を願う。戦乱を経た中世の平泉では、現世の平和を祈る思いが色濃くなった。奥州藤原氏の初代・清衡は、「敵味方の区別なく、戦いで命を奪われた者の霊を慰め、極楽浄土に導きたい」との考えから、浄土思想を基に平泉のまちづくりを進めたとされる。

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発言権ない日本 状況厳しく

逆転登録 募る危機感


骨寺村荘園遺跡内にある水田で、苗を1本ずつ植える参加者(25日)「読売新聞の写真は掲載出来ません」 

平泉の文化遺産」を構成する史跡の一つ、一関市厳美町の「骨寺村荘園遺跡」。25日は朝から冷たい雨が降っていた。中世の面影が残るこの農村風景を守る大切さをPRしようと、地元住民で作る「本寺地区地域づくり推進協議会」が開いた「お田植え祭り」には、県内外から約200人が集まった。

 「登録延期の勧告で意気消沈し、参加者は少なくなるかもしれないと心配していた」。協議会の佐藤武雄会長(74)はほっとした表情を浮かべた。雨がっぱを着こんだ参加者と地元住民たちは、ぬかるんだ田んぼに入り、1本ずつ丁寧に苗を植えていった。

     ◇

 国際記念物遺跡会議(イコモス)が「登録延期」を勧告してから3日が過ぎた。7月2日に始まる世界遺産委員会まで、残された時間は5週間と2日。限られた時間で何ができるのか。

 平泉と同様、イコモスから「登録延期」を勧告されながら、委員会の本審査で登録をもぎとった「石見銀山遺跡」(島根県大田市)。逆転劇の舞台裏には、本番直前になって、「自然との共生」という新たな理念を打ち出すという大胆な作戦転換があった。

 勧告を受け、島根県と大田市の担当者、それに文化庁の調査官の3人が専任となって、勧告に対する反論のポイントを探った。さらに、パリのユネスコ日本政府代表部の近藤誠一大使も交え、メールのやりとりを重ねながら、週に1度は東京や島根で会議を開いた。

 文化庁が勧告内容を分析し、それをもとに島根県と大田市が資料を作成。外務省が世界遺産委員会を構成する21か国の動向を探った。「それぞれが役割分担して対応したが、イコモスの指摘に反証が可能なのかどうかは、地元にしか分からない」。大田市の石見銀山課長だった大国晴雄教育部長は強調する。

 勧告から3週間後、3人はパリに飛んだ。完成した「補足情報」は英文で110ページ。「勧告の後は、土日もなければ、昼夜も関係なかった」。大国部長はそう振り返りながら、同じ境遇となった平泉にエールを送る。「登録延期は不登録ではない。楽観もする必要はないし、悲観すべきでもない」

 とはいえ、状況は昨年以上に厳しい。世界遺産の登録率は年々下がっているうえ、日本は昨年まで世界遺産委員会の委員だったが、今年はオブザーバー参加で、発言権はない。文化庁の内藤敏也記念物課長は「委員から外れたのは、情報交換や働きかけに不利」と危機感を募らせる。

 県と一関、奥州、平泉の3市町の担当者は26日、文化庁を訪れ、ようやく対応策について協議を始める。

 正念場はとうに来ている。

    ◎

 この連載は青木佐知子、早坂直樹が担当しました。


下記リンクのヤフーニュースです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080523-00000002-yom-soci

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衝撃・延期勧告:平泉の行方/中 逆輸入の「浄土思想」 /無理あったコンセプト 資産との接点、分かりにくく 。岩手県

とりつくろい無理やり追加した4遺産、◇達谷窟◇白鳥舘遺跡◇長者ケ原廃寺跡◇骨寺村荘園遺跡、これらを加えるならもっと有るんじゃないのか?

衝撃・延期勧告:平泉の行方/中 逆輸入の「浄土思想」 /岩手

◇無理あったコンセプト 資産との接点、分かりにくく

「すべてを浄土思想の基にまとめるといい」。06年6月に一関市内で開かれた県など主催の国際専門家会議。ユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス)のオランダ委員、ロバート・デ・ヨング氏の発言がその後の流れを決めた。

世界遺産の先輩である京都や奈良との違いを打ち出せずに悩んでいた関係者は、平泉の文化遺産を「平泉浄土思想を基調とする文化的景観」とすることで合意。「浄土思想」というコンセプトはこうして外国の専門家から「逆輸入」された。

しかし、今回のイコモス登録延期勧告は、この「浄土思想」そのものと、浄土思想平泉を構成する各資産にどれくらい反映されているのかに疑問を投げかけ、資産の再構成を迫った。

そもそも奥州藤原氏関連の5資産のうち、柳之御所遺跡を除く、中尊寺▽毛越寺▽無量光院跡▽金鶏山の4資産は浄土思想と関係が深い。だが、県などは文化庁の「資産に広がりと厚みを持たせた方が良い」との助言を受けて、達谷窟▽白鳥舘遺跡▽長者ケ原廃寺跡▽骨寺村荘園遺跡と浄土思想と関連の薄い4資産を加えた。

これについてイコモス前副会長で石見銀山遺跡(島根県)の推薦書作成にも携わった西村幸夫東京大学教授(都市計画)は、既に相当数の寺院が登録されている日本の事情を挙げる。「中尊寺だけを推薦しても、『寺はもういらない』と登録されない。別の資産と組み合わせて『新しい概念』で推薦するようにとの要求がある」と最近の潮流を説明する。

浄土思想と各資産との接点に「濃淡」があること、特に浄土庭園や仏教寺院ではない「白鳥舘遺跡」や「長者ケ原廃寺跡」などとの接点の弱さには、関係者も気づいていた。

それでも9資産を減らして「浄土思想」の観点で絞り切れないのは「『完全性』という世界遺産の要件を証明できない」(中村英俊県教委文化財・世界遺産担当課長)ためだ。また、浄土思想をコンセプトにした段階で既に各資産の推薦準備は整っており、後戻りできない事情もあった。

西村教授も「浄土思想に基づいて作られた平泉、その平泉の代表的構成資産はこれ、という2段階の説明論法に無理があった」と指摘する。だが県などは今のところ資産の再構成を考えていないという。

浄土思想」の強調は、イコモスだけでなく一般住民にも各資産との関係を分かりにくくさせた。白鳥舘遺跡近くの住民さえ、「自分の住む場所が浄土思想とどうかかわるのかはまだ分からないんだ」と漏らす。

昨年8月のイコモス現地調査で、スリランカ委員のジャガス・ウィーラシンハ氏は「一般の人に分かりやすく説明する必要がある」と指摘した。その言葉は勧告の予兆だったとも受け取れる。【念佛明奈】

◆途中で加わった4資産

◇達谷窟
 政治・行政上の拠点となっていた平泉と周辺地域を結ぶ交通の要衝地に造られた寺院とされる。801(延暦20)年、征夷大将軍・坂上田村麻呂が蝦夷討伐の戦勝祈願と仏の加護に感謝して、精舎を建てたのが始まりといわれる。

◇白鳥舘遺跡
 安倍頼時の八男白鳥八郎則任の居城と伝えられる場所。中世の城館の遺構が確認されており、奥州藤原氏が平泉を形成するより前の、周辺地域を知る手がかりとして重要視されている。

◇長者ケ原廃寺跡
 安倍氏時代の遺跡。発掘調査の結果、土塁に囲まれた区画の中に本堂跡、建物跡、門跡の礎石が確認されたため、寺の跡ではないかと推定される。

◇骨寺村荘園遺跡
 中尊寺に残る陸奥国骨寺絵図(国指定重要文化財)とほとんど変わらず景観を今にとどめており、日本の農村の原風景を伝えているとされる。

………………………………………………………………………………………………………
◇世界遺産登録をめぐる経過◇
 (県教委資料などによる)
01年 4月 世界遺産暫定リストに登載
02年 6月 世界文化遺産登録推進協議会(国、県、平泉町)設置
03年 6月 推薦対象資産を選定
   10月 登録推進協議会委員に一関市長、旧前沢町長、旧衣川村長を追加
04年 4月 県教委生涯学習文化課に世界遺産担当組織設置
    6月 「平泉の文化遺産」世界遺産登録推薦書作成委員会設置
05年 1月 平泉町で景観条例施行
    2月 金鶏山が国指定史跡に選定
    3月 達谷窟・骨寺村荘園遺跡が国指定史跡、旧観自在王院庭園が国指定名勝に選定
    4月 県教委世界遺産担当組織を充実強化。担当課長配置、職員数を2人から5人へ
   12月 旧前沢町で景観条例施行
06年 2月 旧衣川村で景観条例施行
    4月 一関市で景観条例施行
    6月 「平泉の文化遺産」国際専門家会議開催
    7月 文化審議会に推薦報告・了承
       一関本寺の農村景観が国の重要文化的景観に選定
07年 8月 国際記念物遺跡会議(イコモス)現地調査
   11月 県が遺産の保護、活用に向けた具体的行動計画を策定
08年 2月 イコモスの要請を受けた文化庁が、平泉の構成資産と浄土思想の教えとの関係などについて追加情報を提出

下記リンクのヤフーニュースです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080525-00000028-mailo-l03

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tag : 世界文化遺産 登録延期 平泉 岩手 浄土思想 イコモス ユネスコ

【特報 追う】“逆転裁決”にかける平泉。岩手県西磐井郡平泉町。

【特報 追う】“逆転裁決”にかける平泉
産経新聞

世界遺産登録延期−。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)が「平泉の文化遺産」に下した勧告に、岩手県や平泉町など2市1町の関係者は、とまどいを隠せなかった。登録延期は4段階に分かれている勧告の中で3番目の低い評価。このまま決まると、正式な登録は早くて2年後となる恐れも。同様の経緯ながら、昨年登録された「石見銀山遺跡」(島根県)に続く“逆転裁決”に関係者は期待をかけている。(石川裕司、土樋靖人)

平泉の文化遺産」の中で最も多い構成遺産を抱える平泉町役場に文化庁から連絡が入ったのは、23日午前4時20分ごろ。これを受けて町では午前6時、同7時10分の2回に分けて防災無線で町民に残念な結果を伝えるとともに、同8時40分から職員全体会議を招集し、職員に勧告内容を説明するなど対応に追われた。

この後、10時から記者会見した高橋一男町長は「登録を期待して待ち望んでいた。悪くても2番目(情報照会)と思っていたが、記載延期という大変残念な結果になった。責任の重大さを感じており、申し訳ない思いでいっぱい」と、睡眠不足もあってか気落ちした表情で話した。

その一方で、高橋町長は「このこと(登録延期)ですべてが終わったわけではない。7月の世界遺産委員会で正式に決まる。限られた日数だが、文化庁、県の指導を得ながら最大限の努力をしていい結果に近づけたい」と今後に望みをつないでいた。

                ■   ■

 登録延期という勧告結果に落胆しているのは、町役場関係者だけではない。

平泉町内の商工業者 288人が加盟する平泉商工会の及川純事務局長は「平泉を訪れる観光客は年々減少気味だったが、昨年は増加に転じており、今年は世界遺産登録を観光の目玉に入り込み客が一段と増えると期待していた。商工会としても、新商品開発などを積極的に進めており、登録を前提にロゴマークなどを使用している会員も少なくなく、(登録延期は)残念な結果」と強調しながらも、「(登録推進活動が)尻すぼみにならず、なんとか登録にこぎつけられるよう全力を尽くしてほしい」と訴える。

                ■   ■

一方、イコモスが「平泉の文化遺産」の評価結果で改善を指摘した「顕著な普遍的価値」など7項目について、世界遺産関係に詳しい識者は「5項目は十分な補足説明をすれば、(世界遺産委員会で)理解を得られると思う」と分析。

続けて「残る2項目(骨寺村荘園遺跡が極めて良好な農村の文化的景観であることの証明、推薦資産の範囲)をクリアできれば、最低でも1ランク上の情報照会まで上げれるし、うまくいけば登録までアップできる」と指摘している。

                  ◇

相原正明奥州市長「現段階で、平泉の資産価値が十分に理解されないかたちとなり、非常に残念。『勧告内容』を精査し、文化庁・県・構成市町と連携し、7月の世界遺産委員会に向けて理解が得られ、最終的に登録が実現されるよう万全を期していく」

藤里明久・毛越寺(もうつうじ)執事長「極めて残念。最終決定ではないので、勧告の内容をよく分析し、世界遺産委員会のご理解を得られるよう努力しなければならない。関係機関の今後の働きかけに期待したい」

浅井東兵衛一関市長「厳しい内容の勧告であり、平泉の文化遺産の価値がよく理解されていないことに、大変残念な思いがする。いずれ、登録の可否は、7月に予定されている世界遺産委員会で審査される。昨年の石見銀山の例もあり、勧告の内容を外務省、文化庁、県および関係市町と検討の上、世界遺産に登録されるよう頑張る」

下記リンクのヤフーニュースです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080524-00000006-san-l03

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【平泉の難問】

関連ニュース
「朝日新聞に次のような記事が有ったので、原文に一切、手を加えず引用・掲載します。2008年4月10日〜13日、朝日新聞より」

平泉の難問】

景観保全の現状


今夏の世界文化遺産登録を目指す「平泉」。登録後を見据えた活用の動きが出ているが、実は「難問」が横たわっている。「浄土思想を基調とする文化的景観」というキーワードが世界にどこまで理解されるかという懸念だ。推薦書には「良好な文化的景観を形成している」とあるが、専門家からは景観保全の取り組みに疑問符もつく。現状をリポートした。

「平泉」構成資産の一つ、金鶏山
平泉」構成資産の一つ、金鶏山。高圧電線が貫き鉄塔が立つ=平泉町、本社ヘリから。

平泉は変わって行った。(中略)今後も変わることだろう。ただ、気になるのは変貌(へんぼう)の指針が健全かどうかである」

平泉での発掘調査や柳之御所遺跡の保存などの功績で知られる故・藤島亥治郎博士は、81年に書いた回想録「発掘された平泉 夢のあと」で、高速道路や新幹線など開発が次々と進み、景観が変わってゆくことを憂え、こんな一文を書いた。

世界文化遺産に登録されるためには、(1)文化財保護法による指定・選定など(2)同法により指定・選定された地域の保全管理計画の策定(3)緩衝地帯の景観条例制定――の三つが必須条件とされる。「平泉」の構成資産を抱える自治体は04年以降、次々と景観条例を制定した。

政府は06年12月、ユネスコ世界遺産センターに「平泉」の推薦書を提出した。この際、緩衝地帯(バッファゾーン)の保護には「各市町が定める景観保全条例で万全な保護措置が講じられている」と記載された。

しかし、国際記念物遺跡会議(イコモス)元副会長の西村幸夫・東大教授は「景観保全条例の多くは、世界遺産の登録条件を満たすためにつくられたもので、最低限のルールに過ぎない」と辛口だ。

九つある構成資産のうち六つを抱える平泉町は、04年3月に景観条例を制定したが、今年度さらに、国の景観法(04年施行)に基づいて罰則も伴う厳しい内容の条例を制定する予定だ。世界遺産委員会が開催される前の6月議会にも成立させたい考えだ。

規制強化の検討は篠原修・東大教授(当時)が委員長の「庭園文化都市まちづくり構想検討委員会」が組織された03年度から始まった。

景観計画区域を全町とし、「東北の自治体でも規制の範囲や内容は最も厳しい」と担当の建設水道課は説明する。だが、適用となるのは原則として改築、増築などの場合で、今ある建物に関しては規制が及ばない。

「違法広告」の取り締まりも課題だ。世界遺産の候補予定地で県の屋外広告物条例に違反した広告は、04年度の調査で503件あった。今年1月15日までに441件を是正指導したが、まだ62件(12%)が残る。中には公共広告物も含まれるという。

指導の担当職員は一関市と奥州市の県出先機関に1人ずつで、しかも兼任だ。県庁内では「観光PRなどを担う部署に比べマンパワーが足りない」との声もある。県条例の主な規制基準も71年の全面改正以降変わっておらず、措置命令という強い行政指導は一度も出ていない。

平泉に関する景観条例は3自治体で四つある。このうち、国の景観法に基づく条例は、現段階では一関市の本寺地区の景観保全条例だけ。平泉町では制定作業が続くものの、ほかの地域での条例に強制力はない。基準に適合しない場合、首長は指導や助言はできるが、それ以上の行政処分はできない。

藤島博士の懸念は、今も課題として残り続けている。

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記録映画作家・羽田澄子さんに聞く

芭蕉が「夏草や――」と詠んで300年余。開発や保存活動などが進み、「平泉」はいま世界文化遺産の登録をめざす。識者やゆかりの人に、平泉への思いや課題などについて尋ねた。

羽田澄子
羽田澄子さん。
岩波写真文庫「平泉」
羽田さんが手がけた岩波写真文庫「平泉」(52年8月・岩波書店発行)

――52年4月に訪問しています。平泉はどのような場所だったのでしょうか。

駅前に旅館がありましたが、それを過ぎると畑と池が続いていました。中尊寺の月見坂入り口周辺には何もなく、右側も草ぼうぼうの場所が北上川につながっているという印象。毛越寺も、そばまで行くとやっとお寺とわかる状況で、茫漠(ぼうばく)というより索漠(さくばく)という、寂しい寒村という感じでした。

――なぜ平泉を取り上げることになったのですか。

戦前にドイツで活躍し、日本人で初めて「ライフ」のカメラマンになった編集長の名取洋之助さんが平泉の企画に乗り気で、「面白い歴史が残っている。京都、奈良とはまったく違った雰囲気がある」と言うんです。その2年前には藤原氏4代の遺体学術調査が行われ、平泉はとても注目されてもいました。

取材してみると、金色堂も相当傷んでいました。かつて栄えた文化が中央の権力に滅ぼされ、自然の中で風化して残ったという雰囲気が強く伝わってきました。

――写真文庫には農家が点在し遺跡がわずかに残る情景が記録されています。

地元の方が「ここは柳之御所の跡です」という場所を見ても、「どこですか」と。中尊寺の金色堂は古い覆堂(おおいどう)があった時代で、中は真っ暗でどうなっているのか分からない状況でした。ライトアップして人に見せるという状況ではなく、大事に囲っていたという印象です。

毛越寺では案内役のお坊さんに、ぜひ延年の舞を撮ってほしいと言われました。大泉が池のそばにござをひいて「勅使(ちょくし)舞」などを演じていただきましたが、お坊さんは純粋な東北弁で、説明が聞き取れないのです。今思えば痛恨事でした。

――今の平泉と、取材した当時の平泉の違いは。

写真を撮影した時は、平泉全体が醸し出すものを感じました。お寺が傷んでいても、傷みが時間や歴史を語っていました。そうした情緒を平泉の土地と遺跡全体が持っていたわけです。復元され奇麗になったのはいいのですが、私が感じた「全体が醸し出す歴史」は消えました。

――醸し出す歴史とは。

遺跡も農村も一体となっていて、そこに立つと「歴史と時を感じる」という雰囲気です。今、平泉の町並みは新しくなりました。しかし、今の建物は伝統的な木造建築とはスタイルが違います。昔は古い文化の雰囲気がそのまま残り、古い歴史と建物が融和し一体感がありました。今は一体感はあまりないですね。

――平泉の現状をどう感じますか。

非常に複雑です。歴史の無残さは昔の方がよくわかりました。今はきれいになりましたが、歴史的な雰囲気は感じられません。歴史的なものを大切に保存するというのは大事です。取材した当時のままであれば朽ち果てるだけですから。しかし、どっちがいいかと聞かれると、心境は本当に複雑なものがあります。

――世界遺産登録の行方をどう見ますか。

登録されてほしいですね。しかし、浄土思想や藤原氏三代が築いた歴史を海外の方に理解してもらうのは大変では。そして、登録を目指すのであれば、平泉らしいまちづくりを工夫すべきだという気がします。ほかの地方都市と同様、「普通」に発展してしまいました。



はねだ・すみこ 記録映画作家。82歳。岩波映画製作所に入社、52年4月に岩波写真文庫の取材で「平泉」を訪問した。57年「村の婦人学級」で初監督。81年にフリーの記録映画作家に。「早池峰の賦」(82年)、「歌舞伎役者片岡仁左衛門」(92年)などの作品がある。東京在住。

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東大工学部教授 西村幸夫さんに聞く

――平泉は「文化的景観」というカテゴリーでの登録を目指していますが。

それについては実は論議がありました。06年6月の一関市での国際専門家会議で、外国の専門家から「平泉は都市といえるのか」との指摘が出ました。日本側は「京都、奈良に匹敵する都市文化があった」と主張しましたが、外国人からすれば、為政者、市民、産業、宗教的シンボル、それら全部がそろって都市だ、と。平泉には宗教的建物と為政者の建物跡はあったが、例えば庶民の生活はどうだったのか。それで、都市といえるのかという疑問が出たわけです。そこで「浄土思想」という考え方に注目が集まりました。

西村幸夫さん
西村幸夫さん

――浄土思想の意味づけはどうとらえたのですか。

当時の都市は(平安京、平城京のように)中国から来た四角い都城のイメージです。平泉では、自然に組み込まれるように都市がつくられた。城壁に囲まれた防御向きの都市なら世界中にありますが、平泉は、金鶏山(きんけいざん)を須弥山(しゅみせん)とし、浄土庭園を造り、地形を仏教思想を体現したものとし、「平和都市」をつくろうとしました。「平和」を理念に都市形成した例は世界的にも珍しい。ユネスコの理念にも合う。金色堂に眠る遺体も、先祖がこの地を見守るとの意味づけがある。こうした思想は他にないでしょう。

――しかし、現状の風景を「文化的景観」と説明するのは難しいという声もありますが。

今の町並みは、創建当時とはまったく違います。地中に眠る遺構と今の都市構造も無関係です。現在の都市構造が古都・平泉を継承してできたものと評価できればいいのですが、できないのが残念です。

――地元の景観保全の取り組みをどう見ますか。

生きている都市ですから、昔の姿に戻せというのは無理ですが、今後の方策はありえると思います。例えば金鶏山を大事にするのならば、周辺に変な構造物を建てるということにはなりません。

――バッファゾーン(緩衝地帯)での景観保全について厳しいご意見をお持ちですね。

海外では、世界遺産登録地での開発行為は基本的に許可制です。特に先進国ではそれが当たり前です。推薦書をユネスコに提出した当時、平泉町の景観条例は開発行為が届け出制で、許可制ではなかった。世界に責任が持てる景観保全のルールを決めなければいけないと思います。コアゾーン(核心地域)が厳しく規制されても、周辺に土産物店が並んでは意味がない。日本有数の景観規制を持つ京都も、何年もかけて準備しました。

――世界遺産となるためには景観の風格も大切、と説いています。

和歌山県・高野山の門前町がひとつのモデルになると思います。高野町では「欧州の旅行客が泊まって満足できる町にしよう」というコンセプトで景観づくりを考えています。

――世界遺産委員会で景観保全に注文がつくことは。

紀伊山地の霊場と表参道、石見銀山遺跡の登録のときは、「電線が地中化されていない」「バイパスが遺産の近くを通る計画があるが、景観上問題はないか」など、細かな指摘がありました。平泉の登録審査でも、改善を約束しなければならないような事態も想定されます。



にしむら・ゆきお 東大工学部教授。56歳。専攻は都市計画。05年10月まで3年間、国際記念物遺跡会議(イコモス)の副会長を務めた。理事も含めると通算9年間イコモス本部の運営に携わり、審査した遺産件数は約400件に及ぶ。石見銀山遺跡の推薦書にも作成専門委員としてかかわった。

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記念物課長 内藤敏也さんに聞く

――世界遺産登録の可否を左右する国際記念物遺跡会議(イコモス)の勧告はいつごろ出るでしょうか。

ユネスコに勧告を出す期限は5月21日。イコモスからパリのユネスコ世界遺産センターを通じ、日本政府へは、日本時間の5月22日までに連絡があると考えています。

内藤敏也さん
内藤敏也さん

――勧告はどの程度の重みがあるのですか。

基本的に、世界遺産委員会での論議はイコモスの勧告を土台に行われる。極めて重い意味があると言えます。

日本の場合、昨年の石見銀山遺跡が勧告で「登録延期」とされました。他国のケースでは、世界遺産委員会の審議の中で一部候補地の登録を「留保する」ということもありました。イコモスの勧告や委員会審議の中ではそうした可能性は絶えずあり得ます。

――「平泉」の構成資産には、達谷窟(たっこくのいわや)、白鳥舘(しろとりたて)遺跡、長者ケ原廃寺跡と、藤原3代以前の遺跡もありますが。

九つの構成資産は、これまでの調査研究を経たものであり、推薦書作成委員会などにおいても合意いただいたもので、現時点で「ベストのもの」と考えています。

しかし審査物件の登録採択率は下がっています。04年に8割だったのが昨年は6割まで落ちました。こうした事情を考えると、石見銀山のように「登録」以外の勧告が出る可能性はあり得る話です。平泉については説明も尽くしたので、評価が得られると願っています。

――2月末にイコモスへ提出した追加情報の内容は。

平泉の構成資産と浄土思想の関係に関すること、浄土庭園の保全整備に関すること、の主に2点です。庭園には毛越寺のほか、無量光院(むりょうこういん)跡、旧観自在王院(かんじざいおういん)も含まれます。写真や図なども併せて提出しました。

――イコモスの審査の行方について情報はありますか。

だれが審査員なのかも含めて、情報は明らかにされていません。

――世界遺産委員会国(構成21カ国)の大半はキリスト教、イスラム教文化圏です。3月に平泉を訪問した近藤誠一・ユネスコ日本政府代表部大使は、「浄土思想」をどうわかりやすく伝えるかが難しいと話していました。

浄土思想を欧米人にどこまで理解してもらえるかについては、ちょっと注意しなければと思っています。登録推薦書や追加情報では、専門家の説明をそのまま伝えるだけでなく、図などを用いて、できるだけ分かりやすく説明することを心がけてきました。

――平泉の推薦書のタイトルは「文化的景観」ですが、遺跡の多くは地下遺構です。見えない部分も含めて「文化的景観」と提案することへの不安はありませんか。

「文化的景観」は比較的新しい概念です。どうとらえるかによって評価が変わる可能性がないわけではありません。そうした中、庭園を含めた寺院の配置や一関市本寺地区の農村景観、束稲(たばしね)山の風景など文化的景観としての意義について説明に努めています。



ないとう・としや 文化庁文化財部記念物課長。43歳。88年に文部省入省。同省体育局体育課課長補佐、在タイ日本大使館1等書記官、文部科学省初等中等教育局特別支援教育課企画官、東京都教育庁義務教育特別支援教育課長を経て、昨年7月から現職。

下記リンクのヤフーニュースは、河北新報様です。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080524-00000002-khk-l03

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theme : 岩手県
genre : 地域情報

tag : 世界文化遺産 登録延期 平泉 岩手 浄土思想 イコモス ユネスコ

<平泉>「浄土思想理解されなかったか」…世界遺産「登録延期」に地元落胆 今後は反論に努力

岩手県民の願いである世界遺産登録。

登録延期」に落胆はしているが、7月のユネスコ世界遺産委員会で理解が得られるよう最大限の努力をして頂きたい。

観光目的と言われてもいい。

今、岩手県は景気低迷で、せめて出来ることといえば観光で岩手に来てもらい、お金を使ってなんぼでも、商業・観光・運輸をうるおして欲しい。

<平泉>「浄土思想理解されなかったか」…世界遺産登録延期」に地元落胆 今後は反論に努力
5月23日11時25分配信 毎日新聞

 「『浄土思想』が世界に理解されなかったのか」。世界文化遺産を審査する国際記念物遺跡会議(イコモス)が「平泉−浄土思想を基調とする文化的景観」に対し「登録延期」を勧告したことに地元の岩手県では落胆の声が上がった。しかし、昨年、同様の勧告で登録された石見銀山遺跡(島根県)の例もあり、23日記者会見した法貴敬・県教育長は「勧告に反論できないわけではない。7月のユネスコ世界遺産委員会で理解が得られるよう最大限の努力をしたい」と話した。

 平泉の文化遺産は、奥州藤原氏の初代(清衡きよひら)が、11世紀に東北北部で起きた内乱、前九年・後三年の役の亡者の霊を慰め、浄土に導くために造営したとされる中尊寺一山や毛越寺、金鶏山などの計9資産を浄土思想に基づいてまとめたのが特徴。欧米の専門家を含むイコモスが、浄土への往生を説く仏教思想を理解してくれるかが登録の鍵を握るといわれた。

 昨年8月のイコモスの現地調査で、文化庁や県は、インドで生まれた仏教が京都や奈良を経て、平泉にもたらされた経緯などを説明。自然景観を使って浄土を具現化した平泉建築の特徴を挙げ、インドや中国との違いも強調した。

 一方でイコモスが勧告で示したように、奥州藤原氏とかかわる中尊寺などを除く資産と、浄土思想をどう関連づけるかが課題だった。現地調査では、個々の資産の価値や、遺産全体の価値を一般の人に分かりやすく伝えることが重要との指摘を受けた。また、世界遺産委員会が新規登録を抑制していることも不安材料だった。

 出張中の達増拓也知事は「平泉の価値が全く否定されたわけではない。外務省などと早急に対応を検討したい」とコメントを発表。平泉町の高橋一男町長は「平和を願う浄土思想は世界に誇るべきもので、世界文化遺産にふさわしいと確信している」と硬い表情で述べた。【念佛明奈、岸本桂司】

下記リンクのヤフーニュースです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080523-00000005-maiall-soci

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「岩手日報に次のような記事が有ったので、原文一切手を加えず引用・掲載します。5月23日、岩手日報より」

平泉に「登録延期」 世界遺産イコモス評価

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス・本部パリ)は23日未明(日本時間)、世界遺産登録を目指す「平泉の文化遺産」について、価値が十分に立証されていないとし「登録延期」を勧告した。遺産登録は厳しい情勢となったが、昨年登録延期の勧告を受けながら逆転登録を果たした「石見銀山遺跡」(島根県)を教訓に巻き返しを図る。正式な登録の可否は、7月に開かれる世界遺産委員会で決まる。

 イコモスは、昨年8月に実施した現地調査の報告と、ワーキンググループによる推薦書の審査をまとめた評価報告書をユネスコ世界遺産センターに提出。その通知を受け、文化庁と県教委が23日、評価内容を発表した。

 イコモスの勧告は▽登録▽情報照会▽登録延期▽不登録―の4種類。平泉の評価は、昨年の「石見銀山遺跡」と同じ「登録延期」で、より綿密な調査や推薦書の本質的な改定を求めるものだ。

 平泉については昨年12月、イコモスから構成資産と浄土思想の関連が分かりにくいとして追加説明の要請を受けていた。世界遺産委員会でも「登録延期」が決議された場合は、推薦書を再提出し、再度イコモスの審査を受ける必要があり、再審査は早くても2年後になる。

 最終関門となる第32回ユネスコ世界遺産委員会は7月2―10日、カナダのケベックで開催。委員国21カ国(議長国・カナダ)による審議で、登録の可否が決まる。

 平泉の文化遺産は2001年、世界遺産暫定リストに登載。06年、「平泉―浄土思想を基調とする文化的景観」の名称で日本政府がユネスコ世界遺産センターに推薦書を提出していた。

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「岩手日日新聞に次のような記事が有ったので、原文一切手を加えず引用・掲載します。5月23日、岩手日日新聞より」

イコモス、「延期」を勧告 平泉の文化遺産 (05/23)

文化庁は二十三日、世界遺産登録を目指す平泉の文化遺産「平泉−浄土思想を基調とする文化的景観」について、国際記念物遺跡会議(イコモス)が、登録を見送って審査をやり直す「登録延期」を決議するよう国連教育科学文化機関(ユネスコ)に勧告したと発表した。この結果、カナダのケベックで七月に開かれる第三十二回世界遺産委員会での登録決定は難しい情勢となった。

平泉の文化遺産だよ
【写真】平泉の文化遺産の中心となる中尊寺金色堂。しかし、イコモスから示された勧告は「登録延期

登録延期」は四段階ある勧告の下から二番目。より綿密な調査や推薦書の本質的な改定を求められる。推薦書の再提出、イコモスの再調査が必要となり、世界遺産委での審査は早くても二年後となる。昨年、登録された石見(いわみ)銀山遺跡もイコモスから同様の勧告を受けた。

 イコモスの勧告は世界遺産委の登録の可否を大きく左右するだけに、文化庁や県教委、関係市町は今後、早急に反論のための文書などを作成し、委員会を構成する国々に示して理解を促すことになる。

 平泉の文化遺産は、十三年四月に推薦候補となる暫定リストに登載された。構成資産が平泉町、一関、奥州両市に広がり、文化庁と県、三市町は専門家を招いた国際専門家会議などを経て世界遺産としての普遍的価値の証明に全力を挙げた。政府が十八年十二月、ユネスコの世界遺産センターに推薦書を提出、受理された。

 昨年八月に行われたイコモスの現地調査では、派遣されたジャガス・ウィーラシンハ氏(スリランカイコモス国内委員会委員)が構成九資産を調査。その後、四項目の追加情報が求められ、文化庁が県教委、三市町と協議し、イコモスと同センターに提出していた。

勧告までの経緯

 【平成12年】◆11月 国の文化財保護審議会で「平泉の文化遺産」を含む3件の世界遺産暫定リスト追加登載を了承

 【13年】◆4月 平泉の文化遺産がユネスコ世界遺産暫定リスト一覧表に記載

 【14年】◆6月 国と県、町で構成する世界文化遺産登録推進協議会が発足

 ◆12月 平泉町世界遺産推進基金を開設

 【15年】◆11月 文化審議会は金鶏山を国史跡に指定するよう文科相に答申

 【16年】◆3月 文化審議会は中尊寺金色堂内陣の諸仏三十二体(重文)の国宝指定を文科相に答申

 ◆5月 文化審議会は国特別史跡無量光院跡と国史跡柳之御所遺跡の追加指定を答申

 ◆11月 文化審議会は観自在王院跡の名勝指定と、達谷西光寺と達谷窟毘沙門堂を含む一帯を「達谷窟」として、骨寺村荘園遺跡をそれぞれ国史跡に指定するよう文科相に答申

 【17年】◆5月 文化審議会は国史跡「柳之御所遺跡」の名称を「柳之御所・平泉遺跡群」に変更し、白鳥舘遺跡と長者ケ原廃寺跡、猫間が淵遺跡を同遺跡群に加えるよう答申

 【18年】◆6月 イコモスの海外委員らを交えた国際専門家会議開催

 ◆7月 文化審議会が「平泉−浄土思想に関連する文化的景観」と改称し、ユネスコに推薦することを了承

 【19年】◆5月 「石見銀山遺跡とその文化的景観」が、イコモスから「登録延期」の勧告受ける

 ◆同 イコモス国内委員2人を招いた県教委の現地指導会開催

 ◆8月 イコモスが「平泉」を現地調査

 ◆11月 世界遺産フォーラムを開催

 【20年】◆2月 提出要請された追加情報4項目についてイコモス世界遺産センターに提供

 ◆5月23日 イコモスが「登録延期」勧告

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genre : 地域情報

tag : 世界遺産 登録延期 平泉町 中尊寺 浄土思想 イコモス

バイオガソリンが普及されても、温室効果ガス削減されるとは疑問である。

岩手県では、飼料用やバイオガソリン用にと、収量が多い米を試験的に栽培しているが、

ガソリンにバイオエタノールを混ぜたからといって、排気ガスがクリーンに成る訳ではない。

バイオエタノールの原料であるトウモロコシサトウキビが、成長過程で二酸化炭素(CO2)を吸収するため、地球温暖化を招かないとされるだけの理由だ。

特にガソリンに混ぜなくとも、飼料や食品に使っても同じ事だ。

むしろバイオエタノールへ使用した事により、食品、飼料の高騰が市民生活への圧迫・影響が大きく、マイナス面が多いと思うのは自分だけだろうか。


バイオガソリン:販売、仙台で開始 東北初、3店で 温室効果ガス削減へ /宮城県

5月22日12時1分配信 毎日新聞

トウモロコシサトウキビなどの植物から作られるバイオエタノールを混ぜた「バイオガソリン」の販売が21日、仙台市内のガソリンスタンド(GS)3店舗で始まった。昨年4月から関東の1都3県で試験販売されているが、東北での販売は初めて。温室効果ガスの削減を推進するため、石油連盟は販売量を順次拡大し、10年度から全国での本格導入に踏み切る。

バイオガソリンは、バイオエタノールと石油系ガスのイソブテンを合成した「ETBE」を7%配合したレギュラーガソリン。従来のレギュラーガソリンと同様の使い方が可能で、店頭価格も同じ。1リットル当たり10円程度のコスト増額分は、国と石油業界が折半で負担する。原料の植物が成長過程で光合成により二酸化炭素を吸収するため、地球温暖化の防止に役立つとされている。

政府は05年に閣議決定した京都議定書目標達成計画の中で、50万キロリットル(原油換算)のバイオ燃料の導入目標値を設定。そのうち21万キロリットルの導入要請を受けた石油連盟は、昨年4月から1都3県のGS50店舗で試験販売を開始。今年度から9都府県100店舗に拡大し、10年度には全国で21万キロリットルを販売する計画だ。

◇県、市も歓迎
 県と仙台市も温暖化防止に向けた取り組みとして歓迎している。21日に仙台市青葉区上杉2の新日本石油Dr.Drive仙台北四店で開かれた販売開始式典に出席した村井嘉浩知事は「バイオガソリンの販売開始が、温暖化防止のさらなる取り組みの契機となることを願う」と期待。公用車への導入にも前向きな姿勢を示した。

また、梅原克彦仙台市長も「市民が利用しやすいエネルギーとして普及していくことを望む」とあいさつ。石油連盟の渡文明会長は「コストや安全面などいろんな問題をクリアして、業界として全力を挙げて取り組んでいく」と力を込めた。

販売が開始されたのは、ほかに仙台市泉区松森の昭和シェル石油セルフ松森SSと、同市太白区茂庭の出光興産SELF茂庭SS。【鈴木一也】


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関連ニュース


バイオガソリン食品高騰、供給能力…課題山積 温暖化の「救世主」ならず

燃料用エタノール生産量の推移 ◇国産、年100万キロリットルが限界?

 バイオエタノールを混入したガソリン(バイオガソリン)の試験販売が国内で始まり、間もなく2カ月。鳴り物入りで迎えられたバイオ燃料も、最近は食料生産との競合による食品高騰という副作用に加え、供給能力の限界などが指摘されている。地球温暖化やエネルギーの問題を一挙に解決する「救世主」ではなく、多様な対策の一つとして位置づける冷静な議論が必要だ。【内山勢、秋本裕子】

 ◆「木材、稲わらも使う」

燃料用エタノール生産量の推移
燃料用エタノール生産量の推移(写真記事のURL朝日jp環境・マイエコ)

原料となる植物が成長過程で二酸化炭素(CO2)を吸収するため、地球温暖化を招かないとされるバイオ燃料。政府は今年2月、国産バイオエタノールを2030年までに年600万キロリットルまで増やす構想をまとめた。年間のガソリン消費の1割にあたる量だ。経済産業省は、現在100%近い運輸部門の石油依存度を同年までに80%に下げる目標も掲げている。

 だが、財団法人日本エネルギー経済研究所が22日に発表した報告は、国内の遊休農地をフルに使ってコメやサトウキビなど燃料用作物を栽培しても、年間100万キロリットルのエタノール生産が精いっぱいと指摘。政府は木材や稲わらなども使うとしているが、こうした繊維系の原料からエタノールを作る技術は、コスト面などの課題が未解決だ。

 ◆頼みの綱はブラジル

 国産できない分は輸入に頼るしかない。同報告によると、エタノールの生産能力に最も余裕がある国はブラジル。10年の時点で600万キロリットル程度の輸出余力があると推計されるが、他の輸入国との引き合いや港湾、船舶などの輸送条件を考えると、日本の導入量はガソリン消費の3%にあたる約180万キロリットルが現実的と結論付けている。

 輸入に必要な追加費用は年間約900億円。輸入に頼る場合、原料増産のため森林が伐採されたり、エタノールを輸送する際に船などから大量のCO2が放出されるため、温暖化防止効果を疑問視する識者もいる。

 ◆次世代自動車に期待

 石谷久・慶応大大学院教授(エネルギーシステム論)は、バイオ燃料のCO2削減効果を認めた上で「石油代替の決め手にはならない」と断言する。石油連盟の渡文明会長(新日本石油会長)も20日の記者会見で「バイオ(燃料)だけでなく、車のエンジン改良などとあいまってCO2削減を図る必要がある」と指摘した。

 経済産業省は、バイオ燃料を「さまざまな温暖化対策の一つ」と位置づけ、CO2排出量をガソリン車の3分の1に抑えられる電気自動車や燃料電池車の実用化・低コスト化を急ぐ考えだ。

 ただ、電気自動車などの価格は現在、数千万〜数億円で、普及には相当な時間がかかる。日本自動車研究所の堀政彦総合企画研究部長は「30年ごろまでは燃費を改善したガソリン車、排ガス性能が高いディーゼル車、ハイブリッド(電気・ガソリン併用)車が主流になるだろう」と予測する。バイオ燃料を含む多様な技術のベストミックスが、当面の温暖化対策の鍵になりそうだ。


毎日新聞 2007年6月24日 東京朝刊


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tag : バイオガソリン トウモロコシ サトウキビ バイオエタノール 食品高騰

県教組・高教組懲戒処分問題:両組合、不服取り下げ 30年以上の闘争に幕。岩手県

55年体制、

労働運動、

泣く子も黙る岩教組

時代の流れなのか・・・。


県教組・高教組懲戒処分問題:両組合、不服取り下げ 30年以上の闘争に幕 /岩手県
5月20日12時1分配信 毎日新聞

岩手県高校教職員組合(千葉進執行委員長)の定期大会が19日に開かれ、1974〜77年に4回実施したストライキで懲戒戒告とされた不利益処分につき当時の組合員らが行った不服申し立てを執行部が3月末に取り下げたと報告した。県教職員組合(豊巻浩也中央執行委員長)も5月16日の定期大会で取り下げを報告。30年以上に及ぶ闘争に幕を下ろした。

両組合は74年春闘で、主任制反対や賃上げなどを訴えストライキを実施。当時の佐藤啓二・岩教組委員長が地方公務員法違反容疑で逮捕される事態となった。両組合はその後もストライキをし、県教委が参加者を懲戒戒告処分としたため、両組合は不服申し立てをしていた。【山口圭一】

◇今年度方針を可決
 また、定期大会では「07年度経過報告及びとりくみの総括」「08年度運動方針」などの議案を可決した。千葉進執行委員長はあいさつで、第2次県立高校再編について「機械的に人数で統合するのではなく、豊かな高校教育の機会を保障することが重要」と述べた。【山口圭一】


下記リンクのヤフーニュースです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080520-00000024-mailo-l03

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tag : 岩手県高校教職員組合 岩教組 ストライキ

岩手日報杯第60回県自転車ロードレース大会。岩手県紫波郡紫波町。

声援に乗りペダル全開 岩手県自転車ロード

岩手日報杯第60回県自転車ロードレース大会(県教委、県高体連、紫波町紫波町教委、岩手日報社主催)は18日、紫波町佐比内の観光ぶどう園駐車場前を発着点とする東部周回コース(1周9・7キロ)で男子6部門、女子1部門に155人が出場し行われた。初夏を思わせる好天の中、沿道の声援を受け風を切りながら快走した。

自転車レース
【写真=初夏を思わせる陽気の中、トップを目指して疾走するジュニアの1部の選手=紫波町・東部周回コース】

この日の紫波地方は青空が広がり、午前10時に気温が16・6度。その後も気温が上がり汗ばむ天気となった。選手たちは周回コース前半の水田地帯で激しい先頭争いを繰り広げ、後半の山間地はアップダウンの坂道で駆け引きを展開、トップ選手たちは平均時速約37キロで次々にゴールした。

一般の部は漆沢均(日大、紫波総合高出)が制覇。ジュニアの1部(高校2、3年)は藤原遥(紫波総合高)、同2部は菊地啓汰(水沢農高)、女子の部は久保浩子(紫波総合高)がそれぞれ初優勝した。

下記リンクの岩手日報新聞ウェーブニュースより。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080519_P

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tag : 岩手日報 自転車ロードレース大会 紫波町

平川食品下水道不正問題 半額以上免れる。岩手県盛岡市。

平川食品下水道不正問題 半額以上免れる

5年間で1億5400万円の下水道料金を免れた盛岡市の豆腐メーカー「平川食品」に対し、盛岡市と矢巾町は19日、過料と未払い金あわせて約4億6300万円を請求することを決めた。また、同社が水質汚濁防止法などに違反し、盛岡市に届け出ずに工場の排水を農業用水路に大量に流し続けていたことも新たに発覚した。同社の平川真人社長は同日、過料処分に従うかについては「過料算定の根拠の説明をまだ受けていない」として、判断を留保した。

平川真人社長
会見で説明する平川真人社長=盛岡市東見前の平川食品

両市町は同日の会見で、東見前工場(盛岡市)で過去5年間に支払いを免れていた下水道料の額を約4700万円、矢巾工場では1億730万円だった、と発表した。同時期に同社が払っていた額は1億2770万円で、本来支払うべきだった2億8200万円のうち、半額を超える54.7%を免れていた。

92年から不正をしていた東見前工場では、この15年間で1億100万円をごまかし続けた。矢巾工場では99年3月から不正していたが、5年以上前の水量データを同社が廃棄していたため、過去5年の不正量しかわからないという。同社全体では、判明しただけで15年間で2億円以上免れていたことになる。

両市町は、過料を2倍にした根拠について、下水道料金不正の過料(罰金)をめぐって争われた過去の裁判の判決などを参考にしたと説明。「多額なので過料としての目的が達せられると判断した」とした。

過料の算定は、不正量が確定した日(5月19日)を基準に、過去5年までさかのぼって追徴する。不正発覚は今年2月だったが、会社側の資料提出が4月30日と遅れたため、同市の算定作業も遅れ、不正をしていた03年2月からの2〜3カ月分が算定外となり、結果として過料総額は低くなった。

一方、東見前工場では、水質汚濁防止法に違反して、市に届け出ずに、工場の排水を大量に農業用水路(鹿妻堰(かづまぜき))に流していたことが新たにわかった。

少なくとも20年以上流しており、92年以降では、工場全体の排水の6割以上を無届けで流していた。同社による水質検査では、同法などの水質基準には違反していなかったという。用水路に流した分については、下水道を使っていないため、同市は追徴金から除外した。

同社は市の指摘を受け、農業用水路への排水を08年3月末でやめた。同社は「届け出る必要があるとは